奈良県天理市にある大和神社の御朱印です。
伊勢神宮に次ぐご神威と記された神社
もともと、宮中にてお祀りされていた日本大国魂大神と天照大神の二柱。第10代・崇神天皇はその神威をおそれ、宮中の外に祀るため二人の皇女に託します。このとき、天照大神をお祀りしたのが現在の伊勢神宮です。そして日本大国魂大神をお祀りしたのが淳名城入姫(ぬなきいりひめ)を斎王とした大和神社です。
延喜式神名帳にはご由緒類まれなしとして、伊勢神宮に次ぐご神威であったことが記されています。また、領地も大和をはじめ尾張や武蔵、常陸、安芸の六カ国という広大なものでした。
また、祭祀は海人族を祖先にもつ大倭直(おおやまとのあたい)であったことから、航海の神様としても信仰されました。奈良時代には、唐の文化を学ぶために政府から派遣された遣唐使が大和神社へ航海の安全を祈るために訪れたといい、万葉集で知られる山上憶良にも詠まれています。
戦艦大和の艦内にご分霊を祀る
戦時中、国内の造船技術の粋を集めて造られた戦艦大和はこの大和神社からご分霊して艦内にお祀りされていました。大和神社の参道は戦艦大和と同じ263メートルあるといいます。境内の祖霊社には、戦艦大和に乗船して命を落とした英霊を合祀しています。8月7日には毎年「戦艦大和みたま祭」を行い、慰霊と平和を記念しています。
この御朱印はここでもらえます
大和神社
御祭神:日本大国魂大神
旧社格:官幣大社、別表神社
奈良県天理市新泉町306
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