常に持ち歩きたい御朱印帳ですが、携帯していないときに限って出先で寺社を見かけてお参りした、いつもは持ち歩く鞄に入れているのに、鞄を変えたばかりに御朱印帳を携帯していなかった…。
こうした「御朱印帳を携帯していないけれど御朱印がほしい」という場合どうしたらよいのでしょうか。
御朱印帳がなくても御朱印を授与いただける
御朱印帳を常に持ち歩ければよいのですが、不携帯の場合も少なくありません。たまたま仕事や所用で近くを通ったご縁で参拝したとか、旅行に行った先でオジリナルの御朱印帳を買って、その1ページ目に書いてもらうつもりだったのに、御朱印帳が売り切れている…。「書いてもらう御朱印帳がない!」なんていうことは決して珍しいことではありません。
こうした時に、半紙で御朱印を授与いただくという方法があります。授与所で「今日は御朱印帳を忘れたのですが・・・」といえば「じゃあ紙でお渡ししましょう」とか「書き置き分をお渡しします」と言って、半紙に書かれた御朱印を授与いただくことができます。
半紙の御朱印をもらったら、その後はどうするの?
では、半紙で御朱印をいただいたら、どのように保管するのでしょうか。一般的には、手持ちの御朱印帳に貼り付けることが多いようです。貼り付ける以外には、ポケット式のファイルにファイリングしたりクリアケースに入れるという人もいます。最近では、半紙で授与された御朱印を写真アルバムのように貼り付けて管理する専用の帳面を販売しているショップもあります。「こう保管しなければならない」というルールはありませんから、ご自身の管理しやすい方法をとるのがよいのではないでしょうか。
糊も選ぶものによっては表面が波立たない
一般的な「糊付けして保管する」方法をご紹介しましょう。糊付けをして御朱印帳に貼り付けて保管することを敬遠する人の多くは「糊で紙の表面が波打ってしまう」ことを嫌う傾向にあるようです。
たしかに、表面が波打ってしまうと閉じにくくなりますし、表面が凸凹してしまうと次ページに書いて頂く御朱印にも影響がでてしまいます。そのため、貼り付け専用の御朱印帳を1冊用意する人もいるほどです。
これには、水糊など糊に含まれる水分に原因があるといえそうです。最近ではスティックタイプの糊で水分量が少ないものもありますから、こうしたものを使ってみてもよいでしょう。おすすめは、トンボから出ている「消えいろPIT」という糊です。
キャップを外してぐりぐりと塗るタイプの糊ですが、なにが便利かというと、糊が青い色なので塗ったところと塗っていないところが一目瞭然! 貼り付けたときに浮いてしまう、塗り忘れの部分がハッキリとわかるのです。水糊と違い、貼り付けた御朱印帳の表面が波打つこともありません。
塗るとこんなふうに青色になりますが、すぐに透明に変わります。下にチラシや使わない紙を敷き、まんべんなく糊付けしましょう。
あとは御朱印帳に貼り付けたら、空気が入らないように上から抑えてください。このとき、空気を抜くためにゴシゴシとこすってしまうと表面が毛羽立ったり墨が滲んでしまうのでご注意を。
しっかりと乾いたら、御朱印帳を閉じて保管場所に戻して終了です。