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作者さんに聞く! 御朱印漫画『朱にまじわれば』で伝えたいこと

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御朱印にまつわるトピックスが、ネットニュースでも流れる日が増えてきた昨今。なんと、御朱印をテーマにした漫画の連載が始まったとの情報を得て、詳しくお話を伺ってきました。

 

御朱印漫画に込めた想い

お話を伺ったのは、ヤングマガジン等に連載していた経歴をもつ漫画家・川崎順平さん。株式会社ディー・エヌ・エーが運営する無料アプリ『マンガボックス』にて、現在『朱にまじわれば』というタイトルで連載中です。

 

#『朱にまじわれば』はこんなストーリー

[blockquote cite=”マンガボックス 公式サイトより転記” citelink=”https://www.mangabox.me/”]

アメリカのカンザス州からやってきた高校1年生のドロシー。日本の高校生活に右往左往する中で、ひょんなことから「御朱印」と出会います。これぞ、神や仏の思し召しです。友達になった同級生の里音と共に、御朱印集めへと出立するのです。

[/blockquote]

聞けば作者の川崎さんご自身も、御朱印愛好家のひとり。実家がある愛知県や、東京都内近郊の寺社を参拝しては御朱印を頂いているのだそう。現在の御朱印ブームのなかで、いわゆる御朱印ガールと呼ばれる人たちは20代の女性が中心です。でも、修学旅行などで寺社に参拝する機会が多い中高生にも御朱印に興味をもってもらえたら・・・と考え、御朱印漫画を着想したのだとか。

川崎さん所蔵の御朱印帳。ひとつひとつに詰まった参拝の思い出話もきかせていただきました

 

冒頭の写真は、連載第2話の表紙の原稿ですが、主人公のドロシーの先にある神社の社殿は川崎さんが参拝した際に撮影したものを使用しています。作中に登場する寺社の画像は自分で撮った写真を使うのが、川崎さんのこだわり。「自分が寺社に参拝して感じた、境内に漂う“圧”のようなものを絵で表現したいと考えているんです」と語ります。

『朱にまじわれば』に登場するのは、2人の女子高生。アメリカから日本の高校にやってきたドロシーが、日常生活を送る上で折々に日本文化に触れ、日本を知って徐々に暮らしに溶け込んでいくハイスクールドラマです。その文化の中にあるのが、2人が通う学校の近隣にある神社や仏閣。友達になった里音とともに訪れた、寺社の思い出を記録していくツールが御朱印というわけです。

神社のお参りの仕方や狛犬の解説など、ともすれば日本文化のハウツーやうんちくの羅列になってしまいがち。ですが、専門的な話になる場面でもスルスルと読み進められるように話の運び方が工夫されています。「“神社ってこういうところ”とか“御朱印ってこうやってもらう”といった話では、ただのハウツーになってしまいます。でも、この漫画はエンターテイメントでありたいと思っているんです。例えていうなら、ディズニーチャンネルのハイスクールドラマかな。これから御朱印を集めてみようと思う人や、寺社に興味をもつ人が主人公に自分を投影できるようなドラマを描きたい。毎回違う寺社に行って御朱印をもらって終わり、ではつまらないですよね。主人公がお参りや御朱印を通して、友達とたくさんの思い出を紡いでいく、というのがこの漫画の核です。僕が寺社を訪れたときの高揚感を、中高生の読者も感じてくれたらいいなと思いながら描いています。」

漫画に登場する寺社は、すべて川崎さんが過去に訪れた寺社ばかり。漫画に登場させるにあたり、ご自身で許可を取りに改めて足を運んでいるとか。「御朱印を漫画に取り上げるのは、寺社的にどうかな?と不安もあったのですが、みなさん協力してくださって・・・感謝しています」笑顔で語る川崎さん。

これからドロシーがどんな寺社に訪れ、どんな日本文化を体感していくのか、今後の展開に注目です。もちろん、御朱印愛好家にも楽しめる内容となっていますよ。御朱印や御朱印帳を通じて、二人の女子高生が寺社や同級生たちとどんな交流をもっていくのか・・・とても楽しみな漫画です。

 

この漫画はここで読めます

マンガボックス

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[blogcard url=”https://twitter.com/tokyonuenue”]

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