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上賀茂神社(賀茂別雷神社)の御朱印(式年遷宮 限定ver.)

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賀茂別雷神社の御朱印(式年遷宮ver.)

京都にある上賀茂神社(賀茂別雷神社)の御朱印、式年遷宮ver.です。
2015年は上賀茂神社の式年遷宮にあたる年で、写真のような遷宮の印が入った限定の御朱印を授与いただけます。

 

京都で最も古い神社といわれる上賀茂神社

上賀茂神社(賀茂別雷神社)の御朱印

上賀茂神社は、2600年以上前の起源と伝えられている京都で最も古い神社です。「古都京都の文化財」のひとつとして世界文化遺産に登録されています。正式名称は賀茂別雷神社ですが、一般には上賀茂神社と呼ばれることが多く、ここでは上賀茂神社の呼び名で解説していきます。

神が治めていた神代の昔、神武天皇の御代に神山に賀茂別雷命が降臨します。
『山城國風土記』の賀茂神話によれば、京都に移り住んだ賀茂一族の賀茂玉依比売命(かもたまよりひめのみこと)が川で禊をしていると、上流から一本の矢が流れてきます。矢を持ち帰り床に祀って眠ると賀茂玉依比売命は懐妊し、男の御子を授かりました。御子が元服したとき、賀茂一族の長が神々を招いて祝宴を催します。そこで御子に「自分の父親と思う神に酒杯を捧げよ」というと、「父は天の神なり」と答えるやいなや、雷鳴とともに天に昇っていってしまったのです。御子と別れ別れになってしまった賀茂玉依比売命は、御子に会うことを願います。すると御子が夢枕にたち、「私に会いたいならば、馬に鈴をかけて走らせ、葵の葉でかんむりを編んで待ちなさい」との神託がありました。その言葉どおりにしたところ、御子は神山に降臨して再会を果たしたのです。

この御子が、上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷大神でした。

 

社殿の創建は天武天皇の御世678年

上賀茂神社(賀茂別雷神社)の御朱印

飛鳥時代の678年には、現在の上賀茂神社の基となる神社が造営されます。794年に都が平安京へ遷都されると上賀茂神社は御所鎮護の神、鬼門の守り神として歴代の皇室の崇敬を集めました。国家の大事には、必ずご祈願があったそうです。

京都三大祭のひとつとして知られる「葵祭」は、現在も皇室より勅使が遣わされる勅祭です。祭りの起源は567年、欽明天皇の御世に風水害が続いて不作になったため占いで原因を調べたところ賀茂大神の祟りだとされました。そこで勅使をつかわし祭りを行うと風雨が治まって五穀豊穣が叶ったといいます。そのため、この祭りは毎年催行するようになったのです。

京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へと平安時代の貴族に扮した人や牛車、花傘、斎王代の大行列は長さ800メートルを総勢500名で進みます。前述の賀茂玉依比売命と、その子・賀茂別雷大神が再開を果たすことができた葵の葉は祭りの飾りとして約1,500本が使用されます。

平安時代のベストセラー『源氏物語』の主人公・光源氏も葵祭の勅使を仰せつかり、夫人の葵の上が牛車から夫の雄姿を見たくだりがあります。有名な六条御息所との車争いもこの葵祭での出来事です。

 

9月9日は重陽神事・烏相撲が行われる

9月9日は重陽の節句で、陽の数字が重なるおめでたい日とされています。古くから長命を祈る儀式が行われていますが、上賀茂神社では菊花を神前にお供えして、延命長寿を祈願します。
上賀茂神社(賀茂別雷神社)の御朱印

通常はこの高倉殿の前での参拝ですが、重陽神事では中へと進んで本殿・権殿の近くでご祈祷を受けることもできます。朝10時からの儀式ですので、9時半には社務所へ出向いて申し込みを済ませましょう。

上賀茂神社の特長として、細殿の前に設けられた立砂と呼ばれる円錐形に守られた白い砂山があります。これは、御祭神の賀茂別雷大神が降臨する依代です。この立砂の前に土俵をつくって神事・烏相撲は行われます。撮影時は台風の影響で大雨のため、テントがはられておりました。土俵では小学生による相撲が行われますが、先んじて斎王代に神事を執り行う旨が報告されます。

上賀茂神社(賀茂別雷神社)の御朱印

烏相撲に関しては参加する児童がまわし姿ということもあり、撮影データはプライバシー保護の観点から掲載不可となっております。残念ながらレポートはここまでです。

古式ゆかしい催しということもあり、多くの観光客が悪天候のなか参列していました。

 

この御朱印はここでもらえます

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

御祭神:賀茂別雷大神
旧社格:式内社(名神大)、山城国一之宮、二十二社(上七社)、旧官幣大社、勅祭社、別表神社

京都府京都市北区上賀茂本山339
[map]京都府京都市北区上賀茂本山339[/map]

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