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宗像大社(辺津宮)の御朱印

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宗像大社の御朱印

福岡県にある宗像大社(辺津宮)の御朱印です。
右側には社名と社判、それに宗像神を祀る総本宮であることの記載があり、左には他にない文字の書き込みがあります。

 

こんな御朱印見たことない!? 書いてある文字の中身とは

書かれている文字は次のとおりです。

[blockquote]天照大神より御祭神に下された神勅

奉助天孫而
為天孫所祭

皇室の御繁栄を祈る事が国民の繁栄に通ずる道であるとのお諭し[/blockquote]

宗像大社の御朱印は、過去に紹介した「常栄寺の御朱印」や、「榴岡天満宮の御朱印」のような見開きで構成されている御朱印ではありません。ただし、お願いするときに左右空白のページで御朱印帳をお渡しすると、この写真のように見開き型で授与いただけます。

 

天照大御神の息からうまれた三柱の御子神を祀る宗像大社

宗像大社は、天照大御神から生まれた田心姫神、湍津姫神、市杵島姫神の三女神を祀る神社です。女神は3つのお社でお祀りされていますが、田心姫神は沖津島にある沖津宮、湍津姫神は大島にある中津宮、市杵島姫神は宗像市にある辺津宮となっています。
写真は辺津宮の社殿で、一般的に宗像大社というと辺津宮を想起する人が多いのですが、実はこの3つの宮を総称した名称が「宗像大社」なのです。

三女神は、宗像三女神または宗像三神と呼ばれています。

 

神社の起源は、なんと神話時代にまで遡る

宗像大社に伝わる由緒や日本書紀、古事記では、天照大神の息から宗像三女神が生まれており、天照大神の勅命によって皇孫を助けるために宗像の地に降り立ったとされています。
前述の御朱印の左側の記述はこの神話に基づいたもので、拝殿の扁額にも「奉助天孫而?為天孫所祭」の神勅が刻まれています。
詳細は以下、公式サイトより引用します。

[blockquote cite=”宗像大社 公式HP”]天照大神が宗像三女神を 高天原(たかまがはら)から筑紫の国にお降しになりましたが、その時に授けられたのが上記の神勅です。
神勅とは『古事記』『日本書紀』に記述されている天照大神の勅命(神様の出されたご命令)のことです。
「筑紫の国に降り、沖津宮・中津宮・辺津宮に鎮まりなさい。そして歴代天皇のまつりごとを助け、丁重な祭祀を受けられよ」と示され、皇室のご繁栄を祈ることが、国民の繁栄に通ずる道であることを明示されたのです。
この神勅額を宗像大社では三女神鎮座の根幹として、宗像三宮それぞれの拝殿に掲げています。[/blockquote]

 

古代祭祀の痕跡??宗像三女神の降臨地と伝わる場所

辺津宮には、本殿・拝殿のほかにも見どころが数多くあります。

本殿の向かって右手には、写真のような入り口が。この門の先には、三女神が降り立ったと伝わる高宮祭場や沖津宮の田心姫神と、中津宮の湍津姫神をお祀りしている第二宮と第三宮があります。

この写真に写る左右のお社が第二宮と第三宮です。宗像三女神のうち第二宮に長女神の田心姫命の分霊を、第三宮に次女神の湍津姫命の分霊をお祀りしています。第一宮にあたる辺津宮とこの2つの宮を詣でることで宗像三宮を拝したことになるのだそうです。

この社殿は、宗像三女神の御親神を祀る伊勢神宮より下賜されたものです。

さらに奥へと進むと、ご神域が現れます。こここそ三女神が宗像に降り立った場所なのだそう。なんともいえない厳かな空気が漂っておりました。

 

御朱印は授与所ではなく総合案内所でいただこう

宗像大社の御朱印とオリジナル御朱印帳は、御守や御札を扱う本殿そばの授与所ではいただけません。
駐車場の隣にある総合案内所で授与いただけます。

駐車場の奥に見えるのが、総合案内所。大きな建物であることがわかります。ご祈祷もこの中で行われていました。本殿から総合案内所に向かうには太鼓橋の先の鳥居、その左手にある建物を目指しましょう。

この案内標識があるので、わかりやすいはずです。

 

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宗像大社(辺津宮)

御祭神:市杵島姫神
旧社格:式内社(名神大)、官幣大社、別表神社

福岡県宗像市田島2331
[map]福岡県宗像市田島2331[/map]

 

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