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烏森神社の節分会が楽しい

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2月3日の節分の日には、全国の寺社で節分会が行われました。テレビで芸能人による豆まきを目にする人も多かったことでしょう。

東京・新橋にある烏森神社では、タレントが来て豆まきをするような派手さはないもののちょっと楽しい節分祭特別参拝があったので行ってきました。

烏森神社の親善キャラクターを務める「恋吉」も登場

記事のトップ画像に写る黒い鳥は、烏森神社の親善キャラクター、からすの恋吉です。一緒に写真を撮ると恋が叶うという設定・・・いや、いわれがあるそうですがチョコチョコと動きまわって参拝に来た人を一生懸命におもてなしをしていました。

2月1~3日の節分祭の期間、烏森神社では奥に見える拝殿の中に入って特別参拝ができるとのこと。

 

アマノウズメノミコトの鈴祓ってなんだ?

この特別参拝に参加するためには、拝殿の階段を登らず左手にある「社務所」で受付を済ませる必要があります。こんな案内板が立っているので、わかりやすかったです。

社務所にはこのような説明書きもありました。特別参拝の一連の流れをまとめると、次のようになります。

  1. 社務所で鈴祓の受付を行う
  2. 拝殿に入り、アマノウヅメノミコトによる鈴祓を受ける
  3. 御朱印希望者には、鈴祓を受けた人限定の押し印がついた御朱印を授与
  4. 参道にある特設神酒所で「清めの神露」をいただく

撮影禁止なので、どんなことが行われるかを文字レポートで

鈴祓の受付で、初穂料が異なる2種の授与品から、どちらかを選びます。中身は1,000円の授与品が福豆、開運招福干支伴天のセット、2,000円にはこれに加えて御守と恵方開運護符がセットになっていました。社務所で受付と同時に、御朱印帳を預けて「御朱印帳の待ち札」「鈴祓の受付札」「清めの神露の受付札」の3種が渡されます。この札をもって拝殿の中へあがり、上着と荷物を棚に預けるよう言われます。

身軽になって、巫女さんに言われるまま椅子に座って待ちました。

神前では2名のアマノウズメノミコトが鈴祓を行っており、一人(一組)につき5分程度でお祓いが終わります。番号が呼ばれると、神前の前に並べられた椅子に座り儀式が始まります。まず、アマノウズメノミコトが授与品を神前の三宝に載せて拝礼し、「頭を下に下げてください」と言われます。そして祓詞を唱えながら体の周りをシャンシャンと神楽鈴を鳴らしてくださいます。最後に、立ち上がって神前で参拝をしたら、授与品をお下げ渡しいただき一連の鈴祓は終了です。

鈴祓をした証、神楽鈴の押し印が入った御朱印を頂く

比較できるよう、通常の御朱印と並べてみました。

4色の巴紋と中央の社紋、烏森神社の社名書きは同じですが左右に違いがあるのがわかります。節分祭の御朱印では「節分参拝」と神楽鈴の押し印があるのと、写真では確認しずらいですが金色のスタンプで日付が入っています。

清めの神露でほっこり

最後に、参道入り口に設けられた神酒所で清めの神露なるものをいただきました。小さなおせんべいと、熱々の生姜湯です。なぜ、生姜湯が神露というのか気になったのですが、次のような張り紙がありました。

寒い日には本当にありがたい、神社のお心配りに感謝です。キャラクターのおもてなしもそうですが、鈴祓の待ち時間に神主さんもご挨拶にみえたり授与所で対応くださる巫女さん、みなさんがニコニコ笑顔で対応くださるのがとても印象的でした。こうした神社でお祓いいただけたので、一年つつがなく過ごしていけそうな気がします。

なるほど、そういうことなのか「吉方位」

ところで、初穂料を2,000円にして恵方護符というのをいただいたのですが、巫女さんから「明日2月4日の13時以降にお部屋に貼ってくださいね」とのご指定付きでした。

説明書の内容を書き起こすと次のとおりです。

[blockquote cite=”烏森神社 恵方護符より”]歳徳神は毎年その飛泊する方位が決まっており、今年は「庚(西南西)」の方位にとどまり、その方位が大吉方すなわち「恵方」となります。(中略)歳徳神は平成27年2月4日立春の日 午後12時58分「甲」から「庚」の方位にお移りになります。よって、この日時に恵方開通護符をお貼り下さい。[/blockquote]

歳徳神様はその年の吉方位に「立春の日の午後12時58分」にお移りになる・・・ということから、細かく時間まで指定されていたのです。関西で明治期に始まった恵方巻の風習ですが、実は発祥がよくわかっていないものなんです。海苔問屋の販促キャンペーンという説や、花街のお遊びによるものと諸説があります。

この説明書きをみると神事と結びついていないことだけは確かなようです。

 

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