京都にある臨済宗東福寺の塔頭寺院、芬陀院の御朱印です。
「雪舟の寺」とも呼ばれることから、雪舟の名が入った押し印と寺院の名前にもととなった「芬陀利華」の文字がみえます。
水墨画家・雪舟の作った庭園がある寺院
芬陀院という寺名は、開祖である一条内経の戒名である「芬陀利華院殿」から「芬陀利華院寺」としていましたが、のちにこれを略して現在の芬陀院となりました。「芬陀」とは、白い蓮の花という意味です。1321~1324年に関白職であった一条経通によって開かれ、以降一条家の菩提寺となりました。雪舟が東福寺に来る際に必ずこの芬陀院に逗留し、庭を作ったといわれています。
寺の建物は2度、火災によって焼失しますが桃園天皇の皇后から旧御所内の旧殿を移築しています。現在の建物は、1899年(明治32年)に昭憲皇太后により内帑金が下賜され改築しています。
禅院式枯山水の庭は「鶴亀の庭」と呼ばれています。向かって左の鶴島は折り鶴、右の亀島は亀の姿をあらわしているとか。火災などで一時は荒廃したこの庭を1939年(昭和14年)に復元されました。
この御朱印はここでもらえます
芬陀院
寺格:東福寺塔頭
宗派:臨済宗東福寺派
ご本尊:阿弥陀如来
京都府京都市東山区本町15-803
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