名古屋にある妙行寺の御朱印です。妙行寺は戦国武将・加藤清正の生まれた場所に建つ日蓮宗の寺院。隣には豊臣秀吉を祀る豊国神社があります。
名古屋城築城で出た建材の余りを使って建てられた妙行寺
もともとは真言宗の寺院だった妙行寺ですが、1294年(永仁2年)に日蓮宗に改宗されます。熊本藩の初代藩主で豊臣秀吉の家臣であった加藤清正は、母の影響から熱心な法華経の信者でした。使用した兜に自筆の法華経の題目を記した前立てをつけたり、馬印にも南無妙法蓮華経と書いたほど。
数々の戦功により熊本藩主になった後は、長崎の本蓮寺や熊本の法華寺など“妙法蓮華経”の5文字を寺名に冠した寺を建立しています。
1610年(慶長15年)、両親や先祖の菩提を弔うために名古屋城の築城に際して出た普請小屋や、建材の余りを貰い受けて自身が生まれた屋敷跡に妙行寺を再建したのです。
境内に建つ清正の銅像
境内には本堂のほか清正の生誕350周年を記念して建てられた銅像がありました。
長烏帽子兜を着用した武者姿で、件の前立も見て取れます。
なぜか御朱印を頂いた帰りにご住職から「あげる」と、飴をいただきました。よくみると加藤清正の家紋入りの飴! 武将好きには嬉しいおみやげでした。
※なにかのイベントで作ったものをお裾分けいただいたようですので、必ずもらえるわけではありません。
この御朱印はここでもらえます
妙行寺
山号:正悦山
宗派:日蓮宗
ご本尊:法華三法
愛知県名古屋市中村区中村町木下屋敷22
[map]愛知県名古屋市中村区中村町木下屋敷22[/map]