宮城県・松島にある円通院の御朱印です。
円通院は、伊達政宗の孫・伊達光宗の菩提寺としても知られるお寺です。
拝観には入り口で拝観料を支払いますが、施設内では数珠づくりを実施しており、これに申し込むと拝観料が無料になります。御朱印をいただく場合には、先にこの入口で御朱印帳を預けておき番号札をもらってお参りしましょう。
およそ350年前に造営された石庭や、国指定の文化財となっている光宗公の霊廟・三慧殿など見どころも多く、紅葉の時期は多くの人で賑わいます。
自分だけの数珠づくりができる
せっかくなので人気の数珠づくりを申し込み、ひとつ作ってみました。平日の拝観でも堂内が埋まるほどの人気ぶり。
まずはじめに、作る数珠のサイズと石の種類を決めます。
プラスチックや天然石など、使用する種類によって値段は変動しますが2,000円程度のものから、上は6,000円の大玉まであるので自身の予算と相談して決めましょう。
あらかじめ堂内には数珠玉と説明書きがセットされており、作る種類によって座る位置へ案内されます。6,000円の申し込みをした人は、大きな数珠玉がセットされた位置へ誘導されるのです。
最初に決めるのは、大きな親玉を1個、そして親玉の守護のため両脇に並ばせる二天と呼ばれる石を2個選びます。なにしろ種類が多くありすぎて、親玉を決めたはいいものの、そのあとの二天からまったく決められず、何度もやり直しました。
(写真:左が二天の石、下が親玉、中央がその他の石)
なんでも、作り終わると選んだ石がどのような意味があるのか、説明を受けられるそう。不思議なことに、その時の自分が求めているものとぴったり合致するのだといいます。迷いに迷ったあげく、次のような組み合わせにしました。
渡されたトレイで丸く円を描くように石を置いていくことで、完成形に近い状態で石を組み合わせることができます。納得のいく組み合わせになったら、ゴムを通して完成です。最後の仕上げは案内員にボンドを使って結んで整えてもらいます。
天然石のアクセサリーとして数珠をつける女性は多いですがこちらの場合、予め円通院の御本尊様に祈願した石を使うので御守としての役割を果たしてくれます。
紐がちぎれたりしたら、郵送すれば補修もしてくれるそうです。
この御朱印はここでもらえます
円通院
宗派:臨済宗妙心寺派
ご本尊:聖観世音菩薩
その他:三陸三十三観音霊場 第1番札所
宮城県宮城郡松島町松島字町内67
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