京都・清水寺に隣接している地主神社(じしゅじんじゃ)の御朱印です。
縁結びの神様として若い女性を中心に崇敬を集めている神社で、大きな「縁」の字の印判が入っています。また、御祭神である大国主大神(大黒様)のもつ打出の小槌の印も並びます。
人気の「恋占いの石」は縄文時代の石? 地主神社の歴史
地主神社の歴史は古く、神代にまで遡るといわれていますが詳細はよくわかっていません。しかし、アメリカの原子物理学のラリー・ボースト博士が行った調査で本殿の前にある「恋占いの石」が、縄文時代のものであることがわかりました。このほか、境内の一部には京都が湖であった頃の船着場の跡があり、地主神社があるエリアが蓬莱山として信仰の対象となっていたことなどから京都にある神社の中でも古い神社であることが伺い知れます。
徳川三代将軍・家光によって造営された本殿
平安時代には、嵯峨天皇や円融天皇らの行幸があるなど天皇家の崇敬を集めました。江戸時代までは清水寺の守護社でしたが、明治の神仏分離令によって独立します。現在の社殿は1633年(寛永10年)、徳川家三代将軍・家光によって造営され、国の重要文化財に指定されています。
1994年(平成6年)には、清水寺の一部としてユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」として登録されています。
縁結びの神様として、修学旅行生や婚活女子の人気スポット
境内に入るやいなや目に飛び込んで来る、大幣をもったウサギと御祭神である大国主大神の銅像。御朱印はこの右手にある社務所で授与いただけます。縁結びの祈願のほか恋の占いなどに多くの参拝者が訪れていました。
縁結びのご神徳をいただき、神社へ御礼をした人たちがズラリ。日本だけでなく、シンガポールやインドネシア、ブラジルなど世界各国の方の名前が並んでいました。※個人名が読み取れる部分は塗りつぶしています。
この御朱印はここでもらえます
地主神社
御祭神:大国主大神
旧社格:郷社
京都府京都市東山区清水1-317
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