御朱印帳に挟まれる「はさみ紙」に関する考察 | 御朱印と寺社旅の情報マガジン「ご朱印びと」
御朱印帳に挟まれる「はさみ紙」に関する考察

御朱印帳に挟まれる「はさみ紙」に関する考察



御朱印をいただく際に墨が前後するページに写らないよう、ぺらっとはさむ1枚の紙。寺社によって呼び名が異なり、統一をみないのですがここでは「はさみ紙」と呼ぶことにします。

御朱印をいただけば必ずもらう、このはさみ紙。寺社によってはさむ紙の種類は異なりますが、新たな工夫を試みる寺社に遭遇したので、はさみ紙の傾向を考察してみました。

 

オーソドックスなはさみ紙といえば和紙

一番多いはさみ紙は、和紙ではないでしょうか。ほかにもわら半紙や、習字の書き損じやティッシュなどが挟まれたこともありました。

増えてきた、御朱印のルールを書いたはさみ紙

御朱印を集める人が急増したのをうけてか、こうした御朱印のいわれを記したはさみ紙を用意している寺社が増えてきました。
参拝もせずに、スタンプラリーのごとく御朱印を求める人がいるせいかもしれません。

 

授与している御朱印の解説をいれたはさみ紙

授与している御朱印の「印」の意味や、文字、内容について解説をしているはさみ紙です。特に聖護院門跡のように梵字入りの御朱印だと、文字の意味がよく理解できるので重宝します。

 

さらに進化系? 英語&図解で解説するはさみ紙

前のはさみ紙の更に進化系といえるのが、京都の金閣寺のはさみ紙です。訪日外国人にも人気のスポットだけに、御朱印の解説も英語で対応していました。図説している点もとてもわかりやすいですね。

 

おもてなしの心を反映した? 心ニクイはさみ紙

東京・池上にある大坊本行寺のはさみ紙は、おもてなしの心を反映したかのような言葉と境内の図が。あとで開いてみて、このような紙を見つけると気持ちがホッコリします。

京都の今宮神社のはさみ紙は、薄手の和紙にやすらい祭りの様子がプリントされています。
あまりにキレイなので、墨が乾いたあとも捨てられずにクリアファイルに入れて保管をしています。

 

思わず苦笑したリサイクル系のはさみ紙

新潟の西福寺のはさみ紙は、なんと電話帳の1ページでした。チラシという経験をもつ人もいるそうですが、リサイクルという意味では有意義かもしれません・・・。

 

施設の解説、見どころを記したはさみ紙

奈良にある東大寺は、複数の箇所で御朱印を授与いただけます。そのスポットごとにはさみ紙は施設の解説や見どころを記したものを挟んでいました。

 

自社の宣伝に活用しているケース

品川にある上神明天祖神社のはさみ紙は、ただ白紙の和紙を挟むのではなく運営しているSNSのアカウントやサイトのURLを記載したもの。開いた時に人の目に必ず触れるものですから、こうした宣伝を入れるのはとても効果的です。若い巫女さんがSNSを運用している神社だけあって、とても前衛的です。

 

さらにすごい! 広告媒体化したはさみ紙

京都の知恩院のはさみ紙は、なんと掛け軸屋さんの広告! 枠として販売しているのか、それとも京都掛軸の持ち込みなのか…。御朱印を集めたあとは軸を表装して掛け軸にすることができますが、そうした意味でもこのチラシはターゲティングもしっかりできていることになります。

 

旅行中のときなど、外したはさみ紙が御朱印袋の中で増えてしまうのが嫌でした。そこで、以前は「これを挟んでください」と厚手の和紙を1枚はさみ紙として用意してお渡ししていたのです。

最近ではこうしたはさみ紙の多様性を感じ、どんな紙が挟まれるかとワクワクしてしまいます。
また、変わったはさみ紙が溜まったらまとめてレポートします。

この記事を書いている人:大浦春堂(syundo ohura)
編集者とか旅ライターとかやってます。著書は『神様が宿る御神酒』(神宮館)、『神様とつながる暮らし方』(彩図社)、『御朱印と御朱印帳で旅する全国の神社・お寺』(マイナビ出版)は4刷目。
観たり、食べたりしたものはブログにて写真たっぷりめで更新中。お仕事のご依頼・ご相談はコンタクトフォームからお願いします。

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