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松尾大社の御朱印

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松尾大社の御朱印

京都にある松尾大社の御朱印です。
ちょっとした日本酒好きなら「松尾さま」の愛称を一度は耳にしたことがあるはず。この松尾大社は酒造りの神様のおわす神社なのです。

太古の昔から信仰を厚めた松尾大社

松尾大社の御朱印

「大山咋神」というご祭神を祀る松尾大社ですが、神社として整えられた5~6世紀よりも前からこの地に住まう民が、神社の背後にそびえる松尾山の山霊を、頂上付近にある磐座に祀って信仰してきた神様なのだそうです。その頃は酒造りの神様としてではなく、生活すべてを守護する神様として崇められました。

社伝によると、飛鳥時代に渡来人として日本に渡ってきた秦氏が近隣に居を構えると松尾山の神を氏神と定めて、同じく崇敬したといいます。秦氏は大陸の優れた文化を日本に伝え、広めた氏族ですが酒造りもそのひとつでした。701年には、神社の造営とともに松尾山の山頂から磐座に祭った神をうつします。
こうして酒造りの神様・松尾大社が誕生したのです。神社の境内に湧き出る『亀の井』という霊泉を混ぜてお酒を仕込むとお酒が腐らないとして、全国の醸造家がこの水を求めたそうです。今でこそ酒造りは化学的な理論のもと作られていますが古くは腐造との戦いでした。松尾様に祈るような気持ちで水を混ぜたのではないでしょうか。
このあたりのお話は尾瀬あきら氏の「奈津の酒」という日本酒をテーマにした漫画や、宮尾登美子氏の「蔵」という小説に詳しく描かれているので、興味のある方はご一読されてはいかがでしょうか。

 

神使である亀が松尾大社の至る所に!

松尾大社の神使は、大変珍しい「亀」なのです。なんでも、714年に次のような珍事があったそう。

首に三台(三つの星)を戴き、背に七星を負い。前足に離の卦を顕わし、後足に一支あり、尾に緑毛・金色毛の雑った長さ八寸の亀が現る

珍しい亀が松尾山から姿を表したのですが、あまりの珍しい姿形をしていたことから天皇の元へと奉納されました。ときの天皇がこれを吉兆と喜び、元号を和銅から霊亀に改元したのだとか。御朱印の押し印にも亀が見て取れますが、境内の至るところに亀をみつけることができます。たとえばこの「撫で亀」。

撫でると幸運にあやかれるという撫で亀。多くの人が甲羅をなでたのでしょうか、ツルツルの手触りでした。ほかにも御手水の動物は龍が多いのですが、ここでは亀でした。

社殿の柱には稲穂で編んだ亀も。

 

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この御朱印はここでもらえます

松尾大社

ご祭神:大山咋神、中津島姫命
旧社格:式内社(名神大2座)、二十二社(上七社)、旧官幣大社、別表神社

京都府京都市西京区嵐山宮町3
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