苔寺に拝観申し込みをしてみた件 | 御朱印と寺社旅の情報マガジン「ご朱印びと」
苔寺に拝観申し込みをしてみた件

苔寺に拝観申し込みをしてみた件



京都に「苔寺」と呼ばれる、寺院があるのをご存知でしょうか。
約120種類もの苔が境内を覆い、さながら緑のじゅうたんのような美しさで
世界遺産にも登録されているお寺です。
iPhone、iPadなどを生み出してきたアメリカの実業家・スティーブ・ジョブズも
この苔寺に魅せられた一人。日本に来た際には、度々家族でここを訪れたのだとか。

そもそも西芳寺ってどんなお寺なの?

正式には西芳寺というお寺で、奈良時代の僧・行基による開創だと伝えられています。
もともとこの地には、聖徳太子の別荘があったといわれており
奈良時代になると、聖武天皇の勅願によって行基が別荘から寺へと改めました。
しかし、鎌倉時代に一度は荒廃しましたが室町時代に入ってから
鎌倉の瑞泉寺の建立でも知られる、禅僧・夢窓疎石を招いて禅寺として再興させました。
夢窓疎石は庭園づくりの名手としても名が知られており、現在は国特別名勝にもなっている
回遊式庭園は、この時に作られています。

その後の応仁の乱などの戦禍によって、幾度か西芳寺は焼失しましたが
施政者の命によって再興されますが、洪水に巻き込まれるなど
今日に至るまで幾多の災難を経験しています。
現在のような苔に覆われた姿になったのは、江戸時代末期になってからなのだそうです。

西芳寺に行こうと決めたら、まずやるべきことがある

そんな西芳寺ですが、ブラリと拝観に行っても受け付けてはもらえません。
1977年事前予約制を採っています。

拝観を希望する場合には、希望日の一週間前必着で往復はがきに
次の必要事項を記入の上、西芳寺へ申し込みを行います。

<必要事項>

  • 希望日
  • 人数
  • 代表者の住所
  • 氏名

そして、ただ拝観だけというのも不可。本堂で行われる写経などの
宗教行事への参加が必須です。拝観時間は希望できませんので、
行こうと思ったら早めに申し込みをしておき、指定時間を把握してから
旅行の予定を立てるのがベターでしょう。
受付は2ヵ月前から行っています。

西芳寺から拝観申し込みの返信が着た

申し込みをしてから、1週間ほどで西芳寺から返信ハガキが届きました。

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希望日が明記されていたほか、拝観の時間も書かれていました。
年末の慌ただしい時期にこんな申し込みも申し訳ないな…と思いながら、
年賀状を一緒に郵便局へ持っていったのですが、消印はなんと1月2日でした。

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お正月早々にご対応くださったのだなと、ありがたい気持ちに。

そしてここ。

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除災招福の祈祷とありますが、写経ではないでしょうか?
どんな流れになるのか、拝観当日が楽しみです。

 

この記事を書いている人:大浦春堂(syundo ohura)
編集者とか旅ライターとかやってます。著書は『神様が宿る御神酒』(神宮館)、『神様とつながる暮らし方』(彩図社)、『御朱印と御朱印帳で旅する全国の神社・お寺』(マイナビ出版)は4刷目。日本全国やアジアを旅するのが好き。
観たり、食べたりしたものはブログにて写真たっぷりめで更新中。お仕事のご依頼・ご相談はコンタクトフォームからお願いします。

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